BIメールマガジン

【Vol.553】過ぎるvs及ばず

【BIメールマガジン Vol.553】過ぎるvs及ばず

おはようございます。Bodyインベストメントの四家よし美(日下部)です。
もう1月の最終週。いよいよ来週から本格的な2025年のスタートですね。激動の1年。皆さん乗り切っていきましょうね。

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■過ぎるvs及ばず
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以下の2つの名言を知らない人はいないでしょう。

孔子「過ぎたるは、猶及ばざるがごとし」
徳川家康「及ばざるは過ぎたるに勝れり」

前者の孔子は中庸というのがベースにあり、過ぎても及ばなくてもどちらも同じくまだまだダメだと門下生に教えていました。
個人の優秀さや、活動力などからいえば、過ぎる方が、ポテンシャルや才能などはありそうにも思いますよね。門下生たちは、過ぎている方がまだ優秀なのではないかと思い、孔子にどっちが優秀か質問をして、返ってきた言葉なんです。
それに対して後者の徳川家康は、日本人ならではの美徳的な印象をうけますよね。
孔子などの育った環境はやはり中国のベースになる国です。どちらかと言えば個人の主張をはっきりして、負けまいと必死に自己アピールする国です。それに対し日本は、控えめが美徳。黙っている方がいい、そんな国です。
徳川家康らしいです。皆さんは、どちらだと思いますか?私は徳川家康に一票です。
易経を勉強して早くも5年くらいたったでしょうか。四書五経の一つです。人物を作るうえで本来であれば誰しも学んでほしい学問です。二宮金次郎が撒きを背負って手にもって読んでいた本は、四書五経の『大學』という本です。
私は今、四書のうちの『論語』を中心に『中庸』『大學』も学んでおり、さらに理解を深めるべく日々精進中。話はそれましたが、中でも易経は帝王学ともいわれる教えのつまった経典です。
その中でもやはり孔子の教えのように、中庸の徳を重んじています。どんなに才能があっても剛に過ぎる場合の多くは『凶なり』という戒めがつけられます。
それに対し及ばない場合、本来の才能は乏しいものの、災いを免れるケースが多く、咎められることが少ないのです。
逆に自分の足りない部分を把握しているものは、才能ある人や賢人を採用し、力を借りてその人に従い、大きなことを成し遂げられると。
そう考えると過ぎている人は、独断独行をしやすく、災いをみずから生み出し、その災いから逃げられないのです。
易経は64の教えとそれぞれに6つの物語を設定し、384の物語で、世の中で起こりうるほとんどのシチュエーションで、どう対応しなくてはならないかを教えてくれています。そんな易経を学んでいると、徳川家康に1票となるわけです。
やはり徳川政権が300年続いた所以でしょうね。もちろん徳川家は四書五経の多くを学んでいましたし、明治維新を彩った方は間違いなく易経をはじめ、四書五経を学んでいたことは、言葉の節々から感じ取ることができます。
この徳川家康の「及ばざるは過ぎたるに勝れり」も、だからこその言葉だと思うのです。
完璧な人はいません。人はみなどこか人以上に優れたものをもっています。その分、人に及ばない部分も持ち合わせています。
その及ばない部分があることを忘れずにいれば、秀でた部分も、”過ぎる”ことにはならないのではないかと思うのです。
謙虚に謙虚に「実ほど頭を垂れる稲穂かな」ですね。

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