BIメールマガジン

【Vol.527】50歳の顔は自分の功績

【BIメールマガジン Vol.527】50歳の顔は自分の功績

おはようございます。Bodyインベストメントの日下部淑美です。
今年は豪雨や台風に注意が必要な年。というまさにその通りで、かなり局地的な豪雨が日々起こっております。
皆さまくれぐれも天気予報などをチェックし、危険な状況のときは身の安全を優先してくださいませ。

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■50歳の顔は自分の功績
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「20歳の顔は自然の贈り物、50歳の顔はあなたの功績」これはココシャネルの残した名言です。
今年は人間學を学ぶために論語に、人間學を語らせたら右に出るものはいないといわれている安岡正篤先生の人間學などを学んでおりますが、その安岡正篤先生が論語の孔子が残した言葉を引用し、以下のようなことを言っています。
「人間というものは、たとえいかなる地位、境遇にあろうとも、四十五十になってその人となりに人間ができてくると、必ずそのとおるところ、おる範囲において、人の目につくものである。だからその年齢になって存在がわからないような人間は畏敬するに足らない。」
厳しい・・・とおもいませんでしたか?そして「四十になったら自分の顔に責任を持て」とも。さらに「やはり人間というものは、四十五十になったら知己ー己を知ってくれるものー、をもたなければいけない。またあるのが当然で、それがないという人は、その人の不徳である」と。皆さんも言わんとしていることは理解されると思います。
私も50歳を過ぎ、このような内容を目にすると、自分は果たしてどうなのかとドキっとさせられます。
安岡先生や孔子はけして、世に名前が広く知れ渡れ、と言っているのではないのです。
自分の居る範囲の中で、誰かが理解してくれている、存在が知られている。狭い範囲でも知られていること。そうなるには、やはり努力が伴った結果だということだということです。
ココシャネルの50歳の顔は自分の功績というのも、けして美容を追求してきた結果の話をしているのではなく、50歳になったときにシワがあろうがシミがあろうが、顔からにじみ出る魅力があるかということなんだと思います。
みな同じように老いていきます。当然日々の過ごしかたで老い方は変わりますが、顔からにじみ出る魅力、力強さ、自信、輝きなど、これは美容整形や化粧ではけして出せるものではありません。
ココシャネルもきっと安岡正篤先生や孔子と言いたいことは同じなのだと私は思ったのです。
ココシャネルは「美しさは女性の『武器』であり、装いは『知恵』であり、謙虚さは『エレガント』」という言葉ものこしています。この言葉をみると、外見は自分の明智の表れでもあるのだと。
易経に「山火賁」という卦があります。”外見を飾る”という意味の卦ですが、これはまさにココシャネルの言わんとすることではないかと私はリンクさせています。
せっかく良い中身を持っていても外見でそれを台無しにすることもあります。中身を引き出すために外見を飾るのです。必要以上に飾って中身が伴わないのではただの虚飾にすぎません。虚飾はけして褒められる飾り方ではありません。
結局、老いてきた自分の顔に責任を持つということは、それまでの日々をどう過ごしてきたかということ。日々の刻苦勉励を怠ってはいけないという戒めなのです。
こういう学びがまさに帝王学の真髄なのだとつくづく思う今日この頃です。

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■著書のご紹介
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日下部淑美著書

「The Japanese Food」(Kindle 英語版)
「もっと知りたい日本食」(Kindle 日本語版)
「A型のための病気にならない食べ方のルール」(かんき出版)
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