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【Vol.015】子供の食事vol2~現代の子供の食事の問題~

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■BODY INVESTMENTメールマガジン【Vol.015】
ビジネス、食、カラダ、マインドなど多方面から役立つことを発信!
パーソナル健康投資マガジン。

発行日:月2回(新月、満月)

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こんにちは。管理栄養士の日下部淑美です。

先日、ランチをしていたときのこと。
子連れのお母様たちがとても多いお店でした。周りを見回すと1歳になったかどうかという子供にペットボトルに入った清涼飲料水やお菓子を与えているお母さんがとても多いことに驚きます。

日々、毎日個別に指導をしておりますが間食をしている方の言い訳に一番多いのが、子供のおやつを一緒に食べるということです。
子供用(幼児期、小学生)に買ってあるスポーツドリンク、ジュース、スナック菓子などが家にあるのだそうです。
子供の将来を思えば、買わないでくださいとよく指導をするのですが、なかなかわかってもらえません。
子供が泣き止まないからお菓子をあげてしまう、というのが大きな理由だそうです。

このことについて、皆様はどう思いますか?

しかたない、それが当たり前だ、それでも元気な子は元気だ、などと思ったりしますか?

それとも、それは改善の余地あり、それでは子供が危険だ、教えてあげたいと思いますか?

私は非力ながら少しでも食の改善への手助けをしたいと思っておりますので、後者の方はお友達や教えてあげたいと思う方の顔が浮かんだらメルマガの紹介をしていただけるとうれしいです。


さて前回から「子供の食事」をテーマにお届しております。今回は2回目です。

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■子供の食事vol2 現代の子供の食事の問題
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日本の育児法は戦後しばらくは従来の母乳中心の育児でしたが昭和41年に出版された「スポック博士の育児書」が導入され米ソ流の最先端の育児法が輸入されました。
この導入により、高所得層は一斉に離乳食を早める育児法で育てられるようになったのです。

この後、日本では過去に経験したことのないような問題児が多く出るようになり親も小児科医も原因不明でなすすべがなく途方にくれるばかり
昭和40年代の後半には問題児の精神をスパルタ教育で鍛えなおそうと水泳やヨットなど独自のスパルタ教育という虚しい試みまで増えてきました。

そのころ、アメリカやソ連では学校に通うような子供たちに不眠、寝不足、不登校、多動、下痢、低体温などの子供が異常に増えだしていたのです。

●1980年代に・・
日本では母子健康手帳にこのスポック博士の育児法が導入され、根本的に改悪されてしまいました。このころ、アメリカではすでに早期離乳食は危険と改善をされていたので、この最悪の育児法は先進国で日本のみが行う最悪の方法となってしまったのです。
アメリカでは生の蜂蜜で乳児ボツリヌス菌症事件が発生したことをきっかけに赤ちゃんの腸では5歳までは腸でばい菌も吸収し体中にめぐり、風邪、中耳炎、肺炎、膀胱炎、腸炎、皮膚炎、脳症、自閉症、発育障害などを発症することが明らかとなり1980年にはWHOから早い離乳食や果汁は赤ちゃんには有害だと勧告がでてスポック式ではなくなり2歳くらいまでは母乳中心の育児に変わったのです

●乳児期のポイント
1、2歳過ぎまで母乳とミルク(牛乳ではない)を中心にしましょう。
2、口呼吸は直しましょう。
  口呼吸だとばい菌が入りやすいのでしっかりおしゃぶりをさせ、鼻呼吸を身に着けるようにしましょう。
3、冷たいものは有害です。
  手足もしっかり温めてあげましょう。
4、きつい衣服は避ける
  できれば紙おむつより布のおむつにしましょう。
5、ハイハイの期間を十分とりましょう

便秘は冷えからくることが多く、また口呼吸が原因で様々な病気を発症します。
食べ物の影響も口呼吸が合わさるとより悪い方向に発症しやすいので、鼻呼吸を身に着けることがとても重要なポイントです。

●お母さんへ
母乳からの影響というのも忘れてはいけません。このときの母親の状態というのもとても重要になります。母乳の時期はお米中心の食事にしてください。小麦製品(パン、うどん、ピザ、パスタなど)は子供に小麦アレルギーまどが発症しやすくなります。
また健康に良いからと玄米食や雑穀を多く摂り入れている方も授乳期間中は白米中心の食事に切り替えましょう。(妊娠中も白米をおすすめします。)

そして今回絶対お願いしたいこと。
乳幼児期には特に牛乳と小麦製品、砂糖を与えないでください。日本人は特に乳製品や小麦は体にあいません。
(現在の給食でパン食、牛乳がでるのは日本企業がアメリカに魂を売った結果です。詳細はそのうちメルマガで改めてご紹介します)

もし与えると、子供が金切り声を上げるようになったり、多動、夜泣き、不機嫌になることが多いです。
腸が未熟で消化できないことと、麻薬様物質が脳の発達を妨げたり、言語障害、自閉症、多動症を引き起こすことが明らかになっています。

自閉症の子は無知な親がつくってしまっていることも多いのです。

「子供はお米で育てましょう!!」を合言葉に、次回は幼児・小児期の食事で脳の本能から野菜との関係などの話をしていきます

※ぜひ、ご意見や質問などお気軽に送ってください。

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●【五行について~木~】
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今回は五行を感情で表してみたいと思います。

感情と臓器の関係です。

肝=怒り、心=喜び・興奮、脾=心配・落ち込み、肺=悲しみ、腎=恐怖

感情は五臓と繋がっているのです。

騒いだり落ち着きのない子供もは肝臓や胆のうが弱っている可能性があり、人に無関心だったり、何をしても面白くないなど無感動の子供は心臓や小腸が弱っているかもしれなせん。
無気力で落ち込みやすい子供は胃、膵臓はが弱っている可能性があり、ぐずる、すぐにめそめそするような子供は肺、大腸が弱っていると考えられます。
そして、引きこもりや怖がりの子供は腎臓、膀胱が弱っているかもしれません。

今までメルマガを読んでくださっている方はどんな食事が必要になるか何となくわかって頂けると思います。

絶対に当てはまるとは言い切れませんが、しっかり子供と向き合い分析してみてください。

次回のメルマガでもう少し詳しく書きますね。

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●【春の旬食材】~セロリ~
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セロリには体内の余分な熱を冷ます働きがあり、肝臓にこもった熱を特に鎮める作用が強いといわれます。
イライラや怒りなどの感情を落ち着かせることに役立つ野菜なので人間関係など毎日ストレスの多い人にはこの季節積極的に摂り入れましょう。

栄養的にはビタミンA、食物繊維、カリウムが多く抗酸化作用や血圧にも良いと言われます。

★簡単レシピ【セロリと豚肉の炒めもの】
(材料)
セロリ1本、豚肉100g、パプリカ赤1/3個、生姜みじん切り1かけ分、ごま油、酒、塩、A調味料(醤油、酒、片栗粉少々)

(作り方)
1、豚肉は一口大に切ってAと合わせておく
2、フライパンにごま油とショウガを入れ、肉を炒める。一度フライパンから取り出す
3、フライパンでセロリ、パプリカをさっと炒め2を戻して塩と酒で味を調える。

著者:日下部淑美(管理栄養士&自然治癒力研究家)
製薬会社の研究所、医薬品における臨床試験の業務を経て、管理栄養士として独立。
生活習慣病の予防改善のための指導や、セミナー講師を行い多くの人のダイエットや
数値改善に成功。またレシピの提供や、身体に備わっている自然治癒力を引き出すた
めの食生活など多義にわたって指導している。

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■編集後記■
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いつも思うのですが本当は栄養学など不要なんだと思うのです。
人間も動物です。野生的な生活をしている民族などけっして栄養学など学びません。
人間の本来持つ感覚で必要なものがわかるからです。私の提唱する「ポジティブ栄養学」はいわゆる栄養学不要論的な内容なんだと思います。
カロリー神話やバランスの良い食事、そんなものは必要ないのです。

ただ、あまりにも感性がなくなり病人が増えたことで仕方なく栄養学が必要となってしまったのだと思います。
この辺りは、また次のテーマでゆっくりと。

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