BIメールマガジン
【Vol.625】無用の用

おはようございます。Bodyインベストメントの四家よし美(日下部)です。
去年の秋からメダ活してます。(メダカさんを飼ってます)今月は卵さんから孵化した針子メダカさんを大きく育つよう、毎日せっせとメダカさんと対話中。(笑)
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■無用の用
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「人は皆、有用の用を知るも、無用の用を知ることなきなり」これは荘子の言葉です。
意味は、世間の人は役に立つものの必要性は知っているが、役に立たないものが、むしろその生を全うすることができ、大きな役割を果たすことを知らない。です。簡単にいうと、一見すると役に立たない(無用な)ものこそ、実は根本的で大きな価値があるということ。
2025年のノーベル化学賞を受賞した、京都大学の北川進特別教授もこの「無用の用」を紹介していました。もともと北川教授は「無用」な素材から大発見を果たしたからです。
当時「反応性に乏しく何も役に立たない」とみなされていた素材を使って研究を開始しました。しかし、その素材を合成して出来る「微小な穴(空間)」の可能性に着目し、環境・エネルギー問題に貢献する新材料「金属有機構造体(MOF)」を開発しました。
この北川氏は、ノーベル賞記念講演でも、この「無用の用」という考え方を紹介し、「無用のものなど存在しない」と伝えていました。一見無駄に見える研究や、遊びの空間、寄り道などなど、革新的なブレイクスルーを生み出す可能性を秘めていると教えています。
今ではさらに、コスパ、タイパと効率優先、無駄を省く傾向にあり、物事を常識だけで判断してしまったり、狭い視野で多くのものを見落としていることがあります。
本当は無駄に思える時間やものや、行動や遊び、空間がとても大事なんですよね。人においては尚更です。すぐに人を切り捨てる、判断する、無能とレッテルをはる。こんな世の中だからこそ、現実社会において「無用の用」を今一度知っておいてほしい。そんな風に思ったのでした。
中国の思想家、荘子のみならず老子を合わせて、老荘思想とも言います。
人を中心にこの世でいかにどう生きていくべきか、人生において大事なもの(人間力)を学び精一杯悔いのないよう生きて、天命を全うする学問を儒学とするなら、老荘思想は大自然から人を見る生き方で、中心は人ではなくあくまでも自然における全て。
知識だけつけても仕方ない、必要以上に貪欲になる必要がない、もっと楽に人生を俯瞰してみて。争いのない頑張らない生き方になります。
どっちが正しいというのではなく、どちらも正しい。そのときそのときの立場に合わせて、失いつつあるもの、必要があるものをうまく調和できたらいいのかな。と思います。
社会に出てバリバリ働いているなら儒学。老後ゆっくりと余生を楽しむなら老荘思想。という感じが良いかもしれませんね。
どちらにしても私達は、今を生きる。これには違いありません。
奇跡のミネラルエンザイム
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