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【Vol.014】子供の食事vol1~現代の子供の食事の問題~

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■BODY INVESTMENTメールマガジン【Vol.014】
ビジネス、食、カラダ、マインドなど多方面から役立つことを発信!
パーソナル健康投資マガジン。

発行日:月2回(新月、満月)
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こんにちは。管理栄養士の日下部淑美です。

今回のメルマガからリニューアル!心機一転またよろしくお願いします。

今後は内容を食とからだに特化してお送りしていきます。
そして、テーマを決めてその内容について少し掘り下げたことを書いていこうかと思
っております。

ただし、注意してもらいたいのは人それぞれ様々な原因があるということ。
ここで記載することが全員に当てはまるかはわかりません。いろいろな原因があるも
のだということを理解し自分にとって一番良い方法を見つけることが大事だと思って
います。

まず最初のテーマは「子供の食事」についてです。

なぜ子供の食事にしたしのか。このことを書くと多くのことを網羅できるからです。
子供がいない人でもきっと多くのことを学べる機会になると思います。

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■子供の食事vol1 現代の子供の食事の問題
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現在の日本人の平均寿命は世界1位ですが、これは現在50歳以上の方たちの育った環
境によって引上げられているものです。
間違いなく、現在の子供たちは健康的に寿命をまっとうすることが難しくなっていま
す。

食というのは難しいものです。人によって小さいときからそれぞれの家庭で親や祖父
母から伝えられた味や習慣が違うからです。何が正しくて何が間違っているのか一概
には言い切れないところがあります。

それでも、昔とは食生活が激変したことには違いありません。

戦前の日本は子育ても世界1でした。昔の子育て法に立ち返ることが何より求められ
ているときではないでしょうか。

赤ちゃんはヒトとして完成するまで2年半がかかります。2歳半まではふつうのヒトの
状態ではないということです。
哺乳動物の一種としてお乳を飲んで寝ることが主な生活のすべてになります。

特にお乳を吸うことが一番大事なことになります。吸うことで呼吸法や食べ方を学ん
でいくからです。お乳を吸いながら、ものを食べながら鼻で息をする。これが最も特
徴的な部分です。

昔からの子育て法には良い点がたくさんあったのですが、それが間違った科学的育児
や合理的育児によってこの数十年不健康な子供が大量に生まれてしまっているのです

小児喘息、アトピー性皮膚炎はこのような育児法の被害者なのです。

●乳歯はお乳を飲むための歯
乳歯は6か月から生えはじめ、2歳半には完全にそろいますが、これはお乳を飲むため
の歯です。

ところが現在の離乳食というのは歯が生え始める前の5か月くらいから離乳食を与え
てしまっています。
育児雑誌をみても1歳前にはかなりの離乳食を与えていることがわかります。

もしお近くに戦後を生き抜いてきた祖父母の方がいるのであれば是非聞いてみてほし
いものです。
1歳ではほぼ母乳のみをあげていることがわかると思います。2歳くらいまでお乳を飲
んでいた子供も多かったという返事が返ってくることでしょう。

2歳半以降はお乳の吸引力で備わった筋力を噛むことに移行していくのです。

●今の問題点
まず一つ目に離乳食が早すぎること。これでは腸の形成が間に合わず、てんかん、自
閉症、アトピー、喘息、などの病気の引き金になっているということ。

二つ目に、吸引力の筋肉が鍛えられていないため噛む力がなく、食べ物を噛むことが
できないこと。
最近の若い人の顎はどんどん小さくなって歯の本数が入りきらず歯並びも悪くなって
います。

戦後当時の日本はアメリカの育児法を取り入れてしまったのですが日本にどんな問題
があったのでしょうか。そのアメリカではどんな状況だったのかも含め次回に続く。

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●【五行について~木~】
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五行では5つに分類されますが、日本の四季「木」=春、「火」=夏、「金」=秋、
「水」=冬のうち残す1つ「土」とは季節の変わりめになります。

木の季節、自律神経の乱れやすい時期でもあります。
寒暖の差によって変化に対応しきれなくなって乱れやすくなるのですが、自律神経の
失調や乱れ、弱りは、まばたきに現れるようです。
平均3~4秒に1度のまばたきが正常のようですので、あきらかにまばたきが多いと
いう方は、自律神経の弱り、肝臓の弱りなどが疑えそうです。
俗にいう五月病はこの延長線に発症するので、食生活や肝臓のケアをするように心が
けましょう。

血液の汚れは自律神経、肝臓にも負担がかかるものです。特にこの時期は体の中でも
デトックスの盛んな季節です。
春に旬の野菜をたっぷり摂りましょう。

ちなみに肝臓と類似する食べ物はシジミと言われます。
平べったい三角の形、色などが似ているとのことです。シジミのみそ汁なんて最高に
いいですね。

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●【春の旬食材】~せり~
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せりは、日本古来から自生していた数少ない野草の一つ。
せりの魅力は、何と言ってもすっきりとした香りとシャキシャキの歯ざわり。
葉も茎も生からお浸し、炒めものまで幅広く使えます。

せりは鉄分、食物繊維を含み、ビタミンCも豊富。解毒作用もあるのでこの時期には
おすすめです。
また香りの成分でもある精油成分は保温効果もあるといわれていますので三寒四温の
時期こそありがたい食材です。

★簡単レシピ【せりと切干大根とショウガのサラダ】
(材料)
せり、切干大根、ショウガ、ドレッシング(だし汁、醤油、酒、みりん、酢)

(作り方)
1、切干大根はたっぷりの水で戻す。もどしたら適当な長さに切る
2、せリを長さ3cmくらいに切る
3、ショウガは細い千切りにする
4、ドレッシングをあえておく
5、切干大根とせりとショウガを合わせ、ドレッシングを和えたら器に盛る

著者:日下部淑美(管理栄養士&自然治癒力研究家)
製薬会社の研究所、医薬品における臨床試験の業務を経て、管理栄養士として独立。
生活習慣病の予防改善のための指導や、セミナー講師を行い多くの人のダイエットや
数値改善に成功。またレシピの提供や、身体に備わっている自然治癒力を引き出すた
めの食生活など多義にわたって指導している。

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■編集後記■消費者は馬鹿?!
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「食の終焉」というぶ厚い本がありますが、これを読んでいます。
食経済における背景を露骨に取り上げ、供給するためのシステムの裏にある問題を問
いています。

いつでもどこでも季節や場所を選ばすスーパーには世界中の食材が並んでおり、食事
の支度は自宅のキッチンから企業のセントラルキッチンへ移行された。
手軽に安くしかも美味しく、鮮度を維持して、と言う具合に消費者はわがまま。
そんな消費者のわがままに応えるためには家畜は抗生剤とホルモン剤漬けにし成長剤
で早く成長させる必要がある。そして農家では安く安くとたたかれ手間暇かけて生産
していては割に合わず、大量に生産するために品種改良をし、農薬を撒きちらす必要
があるのです。
さらには鳥インフルエンザに代表されるような病原菌の流行をも生んでしまう事実。
アメリカのFDAでは「抗生物質では効かない耐性をもった病原菌を自ら生み出してし
まった」と嘆いている。
家畜に投与する抗生剤のせいで病原菌は進化をとげ益々脅威となる菌に成長する。

これらは、すべて楽して安くて手軽な食材を求めた消費が悪いと。

消費者は馬鹿でありそれがどんなものかよく知りもせず安いファストフードなどを旨
いと食べている。
この先世界の食糧難になるだけでなく人類の生存まで脅かされていると思えてなりま
せん。

やはり、消費者が賢くなっていく必要がありますよね。

既に食の大経済を支えるこのシステムを変えることは難しいですが、賢くなった人が
少しでも違う選択をできるのではないかと思っています。

★ご質問やご意見をお待ちしております。
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