日本のアクション映画界に新風を巻き起こしたこの映画で、マリ役を演じた女優の清野菜名さんに、撮影でのエピソードやご自身の健康についてお話を伺いました。
アクションの練習で首から落ちてムチ打ちに!
- ── ── アクションが本当に素晴らしい作品ですが、一番印象に残っているシーンを教えていただけますでしょうか?
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今回の映画では一人ひとりに見せ場があるのですが、私の場合、冒頭のエレベーターで戦うシーンは、アクションの細かい部分にこだわったので、とても印象に残っています。
- ── 役作りで苦労した点はありますか?
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特に苦労ではなかったのですが、自分だけ剣を逆手にもって戦うのでそれが難しかったですね。
- ── アクションはスタントやCGなしで撮影されたそうですが、怪我はされませんでした?
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走って相手に飛び乗って、前転するような技があったのですが、練習で首から落ちてムチ打ちになってしまいました。真冬の12月に御殿場で撮影したので、とっても寒くて・・。体も固まっていたのだと思います。
病院に行って問題はなかったのですが、音楽を聴きながらストレッチしたりしましたね。
みんな怪我はいろいろとありましたけど、金子監督がいつも笑ってくれていたので、それに励まされていました。 - ── 体力には自信があったのですか?
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アクションも高校1年のときに1年間習っていたので、自信はありましたね。ただこの映画の撮影の前に舞台があり、練習に入るのがみんなより遅かったので、セリフなどを覚えるのは必死でした。
それからみんなが先に仲良くなっていたので、仲間に入れるかが心配でしたけど、2日目くらいから仲良くなれたので、良かったです。 - ── アクション映画のオファーに躊躇はなかったのですか?
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自分の得意分野なので楽しみでしたね。ただ剣を逆手持ちしたことがなくて少し心配でしたが、3日間かなり練習できたので大丈夫でした。
- ── 集中力があるんですね。
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アクションに関しては。集中して練習しました。
- ── 自分の役作りの幅が広がった感じはありますか?
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自分がやったことない技もかなり教えてもらいました。プロレス技を取り入れたこともなかったし、剣を持ったままのバック転などもなかったので、自分ができる範囲も広がり、とても良い勉強になった映画でした。
- ── アイドルの役はやってみてどうしたか?
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アクションは今までやっていたので覚えやすかったのですが、アイドルはダンスがなかなか頭に入らなくて・・・。手の振り一つとってもアイドルらしさというのがあって、それを表現するのがとても難しかったのですが、加弥乃ちゃんに教えてもらいながら頑張りました。やったことがないことだったので大変でしたが、みんなで作っていく感じがとても楽しかったですね。
- ── 映画の見所を教えて下さい。
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映画のメッセージは皆様が見て感じてもらえればと思います。主演の一人がアクションするという映画は多いと思いますが、4人の女の子が本気でこんなにアクションをする作品はあまりないですし、アクションをしてアイドルもするというギャップや、衣装にもこだわっているので、そのあたりを見てほしいですね。
ハリウッドでアクション映画に出演したい
- ── 撮影中体調面で気をつけていたことはありますか?
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1週間以上泊まり込みながら、朝早くから夜遅くまでだったので、早めに寝るようにして睡眠時間だけは確保していました。
体を張ったアクションなので、夜は体のケアでマッサージやストレッチをしっかりやっていましたね。 - ── 食事はどうされていたのですか?
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ロケ中は全部お弁当でした。全部食べちゃっていたので、その間はみんな太りました(笑)最近は考えて食べるようにして、コントロールするように心がけています。
- ── 最後に、今後の目標やチャレンジしたいことがあれば聞かせてください。
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バイオハザードという映画を観てアクションが好きになったので、将来はハリウッドに行ってアクション映画に出演したいです。
- 「少女は異世界で戦った」予告編
映画「少女は異世界で戦った」
2014年9月27日(土)新宿バルト9ほか、全国順次公開
- 原案・監督:金子修介
- 脚本:小林弘利/白土勉
- 出演:花井瑠美 武田梨奈 加弥乃 清野菜名 / 岡田浩暉 金子昇
- 主題歌:「ウィークエンドは殺しのアイドル」
arm candy(Produced by agehasprings) - 制作・配給:MAMEZO PICTURES
- 配給協力:エフエムピクチャーズ
- 製作:「少女は異世界で戦った」製作委員会
- 2014年/日本/カラー/97分/シネスコ/デジタル5.1ch
- ©2014「少女は異世界で戦った」製作委員会
- 公式HP/Twitter(@mamezo17)/YouTubeチャンネル
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