BIメールマガジン
【Vol.374】日本食は本当に素晴らしいのでしょうか?
おはようございます。Bodyインベストメントの日下部淑美です。
梅雨明けから連日猛暑の中、オリンピックが始まりましたね。色々選手からは文句もあるようですが、、無事に終わってほしいですね。
今週は台風が関東に接近上陸するおそれもあります。被害がないことを祈るばかりです。
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■日本食は本当に素晴らしいのでしょうか?
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今年は世界の栄養サミットが日本で開催される予定です(本当は昨年予定でした)
それを機に日本栄養士会では様々な企画やイベントがあったりもしております。そんな中で日本栄養士会の代表である中村丁次先生と脳科学者の茂木健一郎さんの対談なども行われています。
その中で、日本食の素晴らしさや今後の活動について触れていたのですが、日本食は世界でも健康的であると有名です。そして日本を代表して中村丁次先生は栄養サミットで過去に日本食の素晴らしさを講演すると、アメリカ栄養学会から、「日本人だけ健康で長寿になってどうすんだ?」と言われたそうです。
そんなに健康に良い食事なら世界に向けて発信し、知識を共有すべきだという指摘をされたとか。
最新の栄養学などはアメリカなどのほうが進んでいるように見えますが、実際に情報を持っている国民は少ないのかもしれません。知っていても、行動を変えられるような人はさらに少ないということです。
世界に向け日本人の管理栄養士や、栄養士が発信できる輸出産業のような形も考えたいと対談で話をしていました。
ただ、国民性や食事の習慣、そして伝統というものはそれぞれ違いますし、地域によっても手に入る食材も違います。それをどう折り合いをつけていくのか、工夫は必要ですね。
ただ、伝統的な日本食は素晴らしい部分がたくさんありますが、やはりアメリカ同様、日本の国民の実際の食事には大きな差があることも事実です。
そして、健康的な食事だからと余裕過ぎているのか、食品添加物の使用料は世界一です。トランス脂肪酸や当たり前に海外では規制されているものが規制されていないですし、農薬や遺伝子組み換え食品の輸入など、日本の食は確実に脅かされています。いまや、けして、健康で安全な食事と言えなくなっているのです。
表面だけをみて健康的に見えても、中身を吟味すると、問題だらけ。それでも日本食なら海外の食事よりマシ?なんて言えません。
誇りをもって世界に発信するなら、まずは日本国民に食事のことをもっと伝えていく必要がありますよね。
時代に合わせて食事も変化が必要です。ですから、食事だって「温故知新」何を食べるか、何を食べないか。そういう話だけではなく、理屈だって、栄養学だって知らないと、病気には向き合えません。
中国では一番偉い医師が食医です。食事で治す医師がもっとも優れた医師なんです。日本では食事は軽視されています。かなり軽視されています。だって、皆さんの中にもいますよね?
「何食べたっていいでしょ」
「そんな気にしたら食べるものない」
「食事なんて食べたいもの食べればいいんだよ」
医師だって病気に対して薬の処方はしますが、食事のとり方なんて説明しませんよ。なぜなら知らないから。だから、医師も軽視するんです。だから、みんなも軽視しちゃうんです。
でも、毎日の食事が間違いなく体を作っているんです。心だって神経だって、全部。
本来は素晴らしいはずだった日本食。せめて読者のみなさんは大事にしてくださいね。
日本でも食事や栄養のことを取り扱う人がもっと評価されたら嬉しいなあ。(個人的な感想ですみません)
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■著書のご紹介
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日下部淑美著書
●「The Japanese Food」(Kindle 英語版)
●「もっと知りたい日本食」(Kindle 日本語版)
●「A型のための病気にならない食べ方のルール」(かんき出版)
●「陰陽五行で体を整える健康ごはん」(マガジンランド)
★ご質問やご意見をお待ちしております。
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